腰痛は生活習慣の影響が考えられます
年齢や性別に関係なく、多くの方が腰痛に悩まされています。
腰は身体を支える重要な部位です。
そのため、腰の痛みを抱えていると、歩く、前に屈む、腰をひねるといった日常動作に支障が出やすくなります。
また痛みを長引かせるほど慢性化もしやすいため、早めの対策が重要です。
こちらのページでは、腰痛の原因や症状、自分で行える対処・予防法を分かりやすくまとめてあります。
ストレッチや体操方法など細かくご紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 腰の痛みで目が覚める
- 腰痛で長い時間座れない
- なぜ腰痛になるのか原因が分からない
- 将来、腰痛にならないか不安がある
腰痛はどのように生じるのでしょうか?
長年悩まされている腰痛は、どのようなメカニズムで発症しているのでしょうか?
原因が分からない部分も多いのですが、多くの腰痛は、日常生活での疲労や筋肉の緊張などが関連していると考えられています。
腰痛への有効なケアができるよう、こちらで考えられる腰痛の原因や特徴的な症状を詳しくみていきましょう。
日常生活が原因となる腰痛
腰痛の多くは、医療機関では原因不明とされます。
しかし、原因が明確ではない腰痛は、日常生活における「筋肉の疲労」や「血行不良」から引き起こされると考えられています。
特に次に挙げる要因があると、腰痛のリスクが高まります。
◆不良姿勢(猫背・そり腰)
背骨は本来、首と腰の部分が前側にカーブしており、全体的にはS字になっています。
彎曲がバネのような役割をして、腰部にかかる負担を緩和しています。
しかし、猫背や反り腰ではS字カーブが崩れるため、体重や衝撃を分散できなくなり腰部の痛みへつながります。
日常では、次のようなシーンで姿勢が崩れやすくなります。
・パソコン作業、スマホの操作
・ゲーム
・勉強、読書
・家事、赤ちゃんの抱っこ
などです。
◆運動不足、肥満気味
運動不足(肥満気味)では、全身の代謝が低下するため、腰部に溜まった発痛物質が排出されにくくなります。
また肥満でお腹が出ていると、反り腰の原因にもなります。
◆背骨・骨盤・股関節のゆがみ
身体の土台である、背骨、骨盤、股関節のゆがみがあると、筋肉や関節の一部に負担がかかってきます。
日常では「足を組んで座る」「片足に体重をかけて立つ」といったくせがあると、身体がゆがみやすくなります。
◆インナーマッスルの低下
深層で骨格を支えているインナーマッスルが低下すると、背骨や骨盤がゆがみやすくなります。
特に「腹横筋(腹囲をコルセットのように固定する筋肉)」「腸腰筋(腰椎のカーブを維持する筋肉)」が腰痛と関連が強くなっています。
◆長時間の同一姿勢によるもの
同じ姿勢が長時間続くと、腰まわりの筋肉や腰椎に負担がかかってきます。
特にデスクワークや勉強、スマホの操作など、意識していないと同じ姿勢が続きやすくなります。
腰痛の主な症状
◆腰の痛み
腰まわりの重さや筋肉のこわばり、鈍痛などが慢性腰痛の主な症状です。
普段何気なく繰り返している動作や、身体の使い方のくせなどで筋肉が張ってくるため、いつも腰の同じ箇所に痛みが生じやすくなっています。
・激しい痛み、炎症
「重たいものを持ち上げる」「スポーツで腰をひねる」など、急な動きで腰の筋肉や関節周辺の組織を損傷した場合、激しい痛みと炎症を生じることがあります。
腰の痛みが強い場合は、じっとしていてもジンジンと痛むこともあります。
◆動き初めに痛みが生じる
筋肉や関節がまだ固まっている「立ち上がり」「歩き始め」といった、動作の開始時に痛みを生じやすくなっています。
しかし一旦動き出すと、腰部に血行が行き渡るため、痛みは緩和してくることが多いです。
◆動作制限
痛みや筋肉の張りによって、腰部の前屈、後屈、側屈、回旋といった動きが制限されることがあります。
また、背骨の病気から腰痛が生じている場合、原因によって制限される動きに特徴があります。
・腰椎椎間板ヘルニア
椎間板が後方に飛び出し、脊髄神経を刺激した状態です。
前屈動作で痛みが誘発されることがあります。
・腰椎椎間関節症
椎間関節や周辺の靭帯に炎症を起こした状態です。
後屈や腰をひねる動きで、痛みが強まる場合があります。
・腰部脊柱管狭窄症
脊髄が通るトンネル、脊柱管が狭くなった状態です。
腰部の後屈や歩行によって痛みが出る場合があります。
・腰椎分離症、すべり症
椎骨が前後で2つに割れたり、位置がずれたりした状態です。
後屈によって腰痛が起こりやすくなっています。
◆しびれ(坐骨神経痛)
ヘルニアや狭窄症、お尻の緊張によって坐骨神経が圧迫されると、腰だけではなく下半身にも痛みやしびれを生じることがあります。
※「坐骨神経痛」のページもぜひご参照ください。
簡単に行える腰痛の改善・予防法
腰は身体の土台部分であるため、痛みがあると仕事や家事など日常生活の支障となりやすいです。
こちらでは、簡単に継続できる腰痛の改善・予防法をご紹介しています。
痛みへの対処とともに、日頃から予防も行い、腰痛になりにくい身体作りをしていきましょう。
無理のない範囲で、日常に取り入れてみてください。
自分で行える腰痛への対処法
◆温める
蒸しタオルやホッカイロなどを当てて、腰まわりを温めましょう。
温めて血行を促すことにより、痛みの原因となる老廃物が排出されやすくなります。
また腰だけではなく、お腹やお尻、足の付け根あたりも温めると、腰部の緊張がより緩和しやすくなります。
・入浴
疲れが溜まり、腰部のハリを感じる場合は、シャワーではなく湯船に浸かるようにしましょう。
しかし、熱いお湯にさっと入るのでは、交感神経が刺激されやすくなります。
38〜40度ほどのぬるめのお湯に、10〜15分かけてゆっくり浸かることをおすすめします。
◆ストレッチ
腰部の緊張を緩めるため、骨盤や腰まわりのストレッチを行いましょう。
入浴後の筋温が高い状態でのストレッチが特に有効です。
左右バランスよく、30秒ほどかけて筋肉を伸ばしてください。
・お尻のストレッチ
仰向けに寝ます。
両手で片膝を抱えるようにして、お尻の筋肉を伸ばします。
反対側の足は伸ばし、足の付け根がストレッチされるように意識してください。
・太もものストレッチ
右の太ももを伸ばす場合、椅子に浅く座り、右膝を伸ばします。
右足のかかとは床につけたままで、つま先は天井に向けます。
右足のつま先に向けて、上半身を前に倒していくと太もも裏側の筋肉を伸ばせます。
・股関節のストレッチ
床に座り、両足裏を合わせて股関節を開いた状態にします。
肘で両膝を下に押すようにしながら、上半身を前に倒すと、内ももから股関節の筋肉を伸ばせます。
◆足を組まない
骨盤のゆがみにつながるため、座る際には足を組まないようにしましょう。
どうしても足を組まないと座りにくい場合、上述した骨盤周辺のストレッチを行い、筋肉の緊張バランスを整えてください。
その他、「片足に体重をかけて立つ」「身体を同じ方向にばかりにひねる」など、左右アンバランスな身体の使い方もなるべく避けてください。
日頃から行える腰痛の予防法
◆適度な運動
運動によって、腰部を含めた全身の血行を促しておきましょう。
お手軽な運動には、ラジオ体操やウォーキングなどがおすすめです。
ウォーキングでは普通に歩くのではなく、次のポイントを意識すると腰痛の予防により効果的です。
・股関節から動かすように、やや大股で歩く。(腸腰筋もしっかりと動かせるため)
・かかとから着地して、母趾球で地面をしっかり蹴りだす。(ふくらはぎの筋肉を動かして、足の血行を促進できるため)
毎日20〜30分ほど、ウォーキングの時間を作りましょう。
◆正しい姿勢の意識
背中の丸まった姿勢では、腰部への負担が増加します。
背骨の本来の彎曲(S字)に近づけるよう、次のポイントを意識してみてください。
・立っているとき:外くるぶし、膝、骨盤、肩、耳の穴のラインが一直線上に並ぶようにする。
・座っているとき:骨盤をしっかり立てて座り、頭が天井から引っ張られるような意識を持つ。
また反り腰になっている場合は、下腹部に力を入れてお腹を引っ込めるように意識してください。
◆デスクワークは30分を目安に短時間の休憩をする
長時間の座り姿勢は、腰椎(椎間板)への負担になります。
デスクワークは30分を目安に短時間の休憩を入れてください。
休憩中は「室内を軽く歩く」「ストレッチをする」など、こまめに身体を動かすようにしましょう。
◆負担のかからない身体の使い方をする
重たいものを持ち上げる際、背中や腰から曲げるようにすると腰部に強い負荷がかかります。
中腰の作業では、膝を曲げて身体を屈めるようにしてください。
また、立ち上がる際には、手すりや机などに手をついて身体を支えるようにすると、腰への負担を軽減できます。
ヒロ国立整骨院の
【腰痛】アプローチ方法
当院では腰痛施術の場合、徹底したスクリーニングテストを行います。
なぜなら腰痛は人によって痛みが起こる原因はさまざまなため、初回来院時に丁寧なカウンセリングと共に検査をしっかりと行う必要があるからです。
その中でも当院の主な腰痛アプローチは以下の3つになります。
①骨盤や背骨、股関節のゆがみ
身体の土台となる背骨や骨盤にゆがみがあるとアンバランスな状態となり、筋肉や関節を始めとした血管や神経にも負担がかかります。
このゆがみに対して当院では独自の背骨骨盤矯正法を取り入れています。
ゆがみが原因で起こっている腰痛の場合、施術後に神経や血管の圧迫が解消され本来の可動域を取り戻すことが期待できます。
②筋肉の癒着
骨とともに腰を安定させる役割を担うのが筋肉です。
また動作にも大きく関わってくるため筋肉内に癒着や硬結(コリ)があると腰を動かすができなくなってしまいます。
この筋肉の癒着や硬結に対して手技によるトリガーポイント療法や筋膜リリースを行なっていきます。
また慢性的な腰痛ほど腰に原因がないこともしばしばあります。
この場合は全身をチェックし腰から遠い部位に対してもアプローチしていきます。
③インナーマッスルの低下
関節のゆがみを戻し筋肉の硬さが軽減されてもその状態を保持する力が無ければ繰り返し腰痛を発症してしまいます。
特に腰痛においては狭義の意味での体幹=インナーマッスルの働きが不可欠です。
インナーマッスルの中でも背骨を支える多裂筋と腰を支える天然のコルセットとも呼べる腹横筋の働きを取り戻すことが腰痛解消の近道となります。
そこで当院でご提案しているのがEMSによるインナーマッスルプログラムです。
ご自身で鍛えることがとても難しい筋肉のため、腰痛でお困りの方にはおすすめしています。
著者 Writer
- 松井 宏樹
(マツイ ヒロキ) - 所有資格:柔道整復師・フォームソティックス取扱認定
生年月日:1981年9月7日
血液型:A型
出身:東京都
趣味:キャンプ飯、ゴルフ
得意な施術:外傷系施術全般、腰痛施術
ご来院されるお客さまへ一言
施術に対して人一倍情熱をかけて対応させていただいております。
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ヒロ国立整骨院
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