寝違えは誰にでも起こりえる症状です!
朝目が覚めたとき、痛みで首が動かせなくなった状態を「寝違え」といいます。
年齢や性別には関係なく、どなたも発症する可能性があります。
それだけ身近な症状であるにも関わらず、「動かしたほうが早く良くなる?」「温めるの?」と対処法を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
また、頻繁に寝違えを繰り返している方もいらっしゃるかもしれません。
こちらのページでは、そういった寝違えへの悩みを解決すべく、寝違えを起こす原因や症状、自分で行える対策を詳しくまとめてあります。
痛みを早く改善したい方はもちろん、予防したい方にも有益な情報になっています。
ぜひ最後までお読みになってみてください。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 寝起きから首が痛む
- 寝違えによって肩が動かせない
- 月に何度も寝違えてしまう
- 寝違えの対処法がわからない
寝違えの考えられる原因と症状
寝起きに首や肩が痛み、動かせなくなっている場合は、寝違えを起こしている可能性があります。
どなたも一度は経験されたことがあると思いますが、一体どのようなメカニズムで寝違えが起こっているのでしょうか?
不明な点も多いのですが、睡眠中の姿勢や生活習慣の影響が考えられます。
適切な対処や予防ができるよう、まずは寝違えの考えられる原因と症状をご確認ください。
寝違えのおもな原因
寝違えが起こる明確な原因は、現在のところ、わかっていません。
しかし、レントゲンで骨の異常がみられない点から、睡眠中に「筋線維の損傷」や「関節周辺の炎症」などが起こっているのではないかと考えられています。
とくに睡眠時の環境や、身体の状態などによって寝違えのリスクが高まりやすくます。
◆就寝時の不良姿勢
不自然な姿勢で寝ていると、首が一方に傾きやすいため、筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。
とくにソファーや、枕がないところで寝てしまった場合、首が不自然な方向にひねられやすくなります。
◆枕があっていない
高すぎる、低すぎる枕で寝ていると、首に負担がかかってきます。
頭が左右前後のどちらかに傾くことで、首の筋肉が部分的に引き伸ばされたり、血管を圧迫して血行不良を起こしたりするといわれています。
また、高さだけではなく、硬さの影響も考えられます。
やわらかくて頭が沈んでいると、寝返りがうちにくくなり、不自然な姿勢が継続しやすくなると考えられています。
◆首肩まわりの冷え
首肩まわりが冷えると血行が悪化し、筋肉の緊張も強まりやすいです。
寝返りや寝起きで急に首を動かした際、硬くなった筋肉や関節が引き伸ばされて損傷し、痛みにつながることが考えられます。
冬場の冷気はもちろん、夏場でもクーラーや扇風機に当たっていると、身体が冷えやすくなります。
◆不良姿勢
普段から首や肩まわりの緊張が強まっていると、寝返りや頭の傾きなどで首を痛めやすくなります。
日常生活では、次のような要因が挙げられます。
・デスクワークやスマホの操作などによる前かがみ姿勢
・長時間の同一姿勢
・ストレス
・運動不足
・過度なスポーツ
・肉体労働による疲労
などが挙げられます。
◆深酒
酔いが強い状態で寝ていると、寝返りが少なくなるため、睡眠中に血行不良を起こしやすくなります。
寝返りには、身体の一部に負担がかかりつづけることを防ぐ役割もあります。
寝違えのおもな症状
寝違えには、次のような症状がみられることがあります。
◆首肩まわりの痛み
寝違えの発症直後は、炎症が強く出ています。
炎症によって神経が刺激され、首や肩まわりが痛みやすくなっています。
痛みが出る箇所は、首の片側の場合もありますし、両側に症状がみられることもあります。
また状態によっては、背中にまで痛みが広がる場合もあります。
◆しびれ、頭痛
痛みによって首まわりの筋肉が緊張しやすくなります。
硬くなった筋肉で神経が圧迫されると、腕のしびれや頭痛を生じることがあります。
◆動作痛、可動域制限
寝違えでは、動作時の痛みによって、可動域が制限されることが多くなっています。
・上を向くのがつらい
・後ろを振り向けない
・頭を横に倒せない
など、痛めた箇所によって制限される動きは変わります。
また炎症が強い時期には、動かさなくても痛むことがあります。
受傷直後には強い痛みがありますが、1日〜数日ほどで炎症はおさまり、自然と回復していくケースが多くなっています。
◆病気の可能性がある症状
・安静にしても痛みが変わらない
・痛みが悪化する
・手や足に強いしびれがある
・通常の寝違えにはない、激しい痛みがある
といった場合は、何か病気の可能性が考えられます。
早めに医療機関に行って、検査を受けるようにしてください。
寝違えに似た痛みが出る病気には、「頚椎症性神経根症・頚椎症性脊髄症(頚椎の変性による神経への刺激)」「頚椎椎間板ヘルニア(椎間板の突出による神経への刺激)」「脊髄腫瘍」「関節リウマチ」などが考えられます。
自分で行える寝違えの対処法・予防法
寝違えは、筋肉や関節を痛めている可能性があるため、無理に動かすと痛みが強まることがあります。
炎症の状態をみながら、適切にケアしていきましょう。
また寝違えやすい方は、睡眠時の状況や生活の習慣を改善していくことも必要です。
こちらでは、寝違えへの対処法と予防法を詳しくご紹介していきます。
自分で行える寝違えの対処法
寝違えが疑われる場合、痛みの状態をみて次のような対処をしていきましょう。
◆安静
痛めた直後は、なるべく安静に努めてください。
無理に動かしたり、ストレッチしたりすると、筋肉の損傷や炎症を悪化させる可能性があります。
安静にした場合、数時間〜1日ほどで徐々に痛みはひいていくといわれています。
※2・3日経過しても痛みが変わらない場合は、病気の可能性が考えられます。
早めに医療機関にご相談ください。
◆アイシング
炎症を抑えるため、患部を冷やしてください。
袋に入った氷水を、痛みのある箇所に当てます。
また消炎鎮痛の湿布も、炎症や痛みの抑制に有効といわれます。
※冷やしすぎは、頸部の血行不良につながります。
冷却は痛みが強い時期(受傷後1・2日)だけにしましょう。
◆整骨院に行く
整骨院の施術によって、寝違えの早期改善を図れます。
患部に特殊な電気を流したり、腕や背中など周辺の緊張をほぐしたりすることで、可動域も回復しやすくなります。
痛みが強い急性期から対応可能です。
◆枕の高さを調整する
寝違えを繰り返す場合は、枕の高さがあっていない可能性があります。
(寝起きに首の筋肉が張っていたり、疲れを感じたりする場合もです)
次のポイントに気をつけ、枕の高さをみなおしてみましょう。
・仰向けに寝た際、目線は真上よりもやや下を向く高さ
・横向きで寝た際に首が傾かず、頚椎がまっすぐの状態でキープされる高さ
また、寝返りがスムーズにうてるよう、やや硬めで広めの枕がおすすめです。
寝違えを起こさないための予防策
寝違えを繰り返している方は、睡眠の環境や身体のコンディションを一度みなおしてみましょう。
◆就寝前の入浴
血流を改善するため、入浴はなるべく湯船に浸かるようにしましょう。
身体を芯から温めるため、40度前後のぬるめのお湯に10〜15分ほどかけて、ゆっくり浸かることがおすすめです。
寝る90分前に入浴を済ませるようにすると、スムーズに入眠しやすくなります。
◆寝る前のストレッチ(首・肩)
筋肉が硬い状態で寝ると、寝違えを起こしやすくなります。
「デスクワークで首肩がこっている」「スポーツで疲労がたまっている」といった場合は、ストレッチをしてから寝るようにしましょう。
呼吸をしながら、30秒ほどかけてゆっくりと筋肉を伸ばすようにしてください。
・首の後ろのストレッチ
顎を胸に近づけます。
両手を後頭部に当て、手の重みを利用して、首の後ろ側の筋肉を伸ばしていきます。
・首の前側のストレッチ
上を向いて、首の前側から胸の筋肉を伸ばしていきます。
・首、肩のストレッチ
頭を真横に倒します。
手の重みを利用して、首から肩にかけての筋肉を伸ばしていきます。
例)左側を伸ばす場合→右手を左の側頭部に当て、頭を右側に倒していきます。
上半身ごと倒れないよう、左手は背中側に回すようにしてください。
◆身体を冷やさない
パジャマや掛け布団、暖房などを調整して、睡眠中に身体を冷やさないようにしましょう。
冷えは血行不良につながってしまうといわれています。
また睡眠時だけではなく、日中も「上着を羽織る」「ホッカイロを貼る」などの対策を行い、首肩を冷やさないことが大切です。
◆姿勢に気をつける
前のめりの姿勢は、首や肩まわりの緊張を強めやすいです。
頭のてっぺんが天井から引っ張られるようなイメージで、背中を伸ばした姿勢を普段から意識しましょう。
◆深酒をしない
泥酔して寝ると寝返りが減るため、睡眠中に首に負荷がかかりやすくなります。
睡眠前に深酒を控えるか、なるべく酔いを覚ましてから寝るようにしましょう。
ヒロ国立整骨院の
【寝違え】アプローチ方法
当院の寝違えに対するアプローチ方法は、おもに二つあります。
一つ目はトリガーポイント療法です。
寝違えにより無理に伸ばされた筋肉の周辺には、多くのトリガーポイントという筋肉の硬結(コリ)が発生します。
このトリガーポイントを、当院オリジナルの手技で丁寧に緩めていきます。
二つ目はハイボルト施術です。
寝違えにより炎症を起こした筋肉にハイボルトという特殊電気療法を使用し、炎症の鎮静化と神経の興奮を抑制させることが期待できます。
この二つの施術方法で、つらい寝違えに速やかにアプローチすることで症状の改善が見込めます。
著者 Writer
- 松井 宏樹
(マツイ ヒロキ) - 所有資格:柔道整復師・フォームソティックス取扱認定
生年月日:1981年9月7日
血液型:A型
出身:東京都
趣味:キャンプ飯、ゴルフ
得意な施術:外傷系施術全般、腰痛施術
ご来院されるお客さまへ一言
施術に対して人一倍情熱をかけて対応させていただいております。
お身体の困りごとはぜひ私たちにご相談ください!
当院のご紹介
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ヒロ国立整骨院
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