手のしびれに
悩まされていませんか?
加齢にともなって椎間板や頚椎が変性してくるため、中年以降の方にしびれは起こりやすくなっています。
しかし、肉体労働で重たいものを持っている、デスクワークで長時間同じ姿勢をしている、といった方も頚椎には大きな負担がかかっています。
しびれは痛みと同様、身体の異常を知らせるサインです。
症状が出ている場合は早めに対処していきましょう。
また、首に負担のかかっている方は、普段から予防しておくことも大事になります。
こちらのページでは「手のしびれ」をテーマに、原因と対策(対処法・予防法)をわかりやすくまとめてあります。
しびれでお悩みの方は、ぜひご参照ください。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 腕をあげていると手がしびれてくる
- 手のしびれの原因がわからない
- 手に力が入らないことがあり不安だ
- 手のしびれを予防したい
手がしびれる原因と症状
しびれが生じている場合、神経が圧迫されている可能性が高いです。
とくに手がしびれている場合は、どこで神経が圧迫されているのでしょうか?
こちらでは、手がしびれるおもな原因と症状の特徴をご紹介します。
ご自身に当てはまるものがないか、一度ご確認ください。
手がしびれる原因・症状
手のしびれが生じる原因と症状は次のようになっています。
◆頚椎症
椎間板の変性や靱帯の肥厚などによって、頚椎周辺の神経が圧迫されたものです。
原因にはおもに加齢が挙げられます。
頚椎症性神経根症(末梢神経の圧迫)、頚椎症性脊髄症(中枢神経の圧迫)の二種類あります。
・頚椎症のおもな症状
首から肩、腕、手にかけてのしびれや脱力感(握力の低下)がおもな症状です。
神経根症では片側の手に症状が出ますが、脊髄症の場合は左右両方の手がしびれることがあります。
頚椎症では頭を後ろに倒した際に、しびれが誘発されやすくなっています。
◆頚椎椎間板ヘルニア
椎間板が後方に飛び出し、周辺の神経を圧迫したものです。
デスクワーク時の頭部を前側に傾けた姿勢(ストレートネック)や、長時間の同一姿勢などで、椎間板に負担がかかりやすくなっています。
・頚椎椎間板ヘルニアのおもな症状
首から肩、腕、手にかけてのしびれや放散痛、手指の使いにくさなどがおもな症状です。
頭を後方か斜め後方に反らせると、症状が増強しやすくなっています。
※脊髄を圧迫している場合は、歩行障害や膀胱直腸障害を起こす場合もあります。
◆筋肉の緊張(胸郭出口症候群)
首の前側にある斜角筋や、脇の辺りにある小胸筋などの緊張によって、腕神経叢を圧迫したものです。
生まれつき鎖骨と肋骨の間が狭い、なで肩の方に発症しやすくなっています。
また、長時間のデスクワークや前かがみで重たいものを持つ肉体労働、スポーツでのハードなトレーニングなどで筋肉が疲労し、発症することもあります。
猫背で、内巻き肩になっている方は、鎖骨や胸周辺の緊張がとくに強まりやすくなっています。
・胸郭出口症候群のおもな症状
つり革につかまる、洗濯物を干すといった腕をあげる動作で、上肢のしびれや痛み(腕がつったような痛み)を生じることがあります。
また、鎖骨周辺の血管が圧迫され、手の冷感が生じることも多くなっています。
手のしびれに行える対処法・予防法
手のしびれを放置していると、最悪手術が必要になるケースも出てきます。
無理をしないようにして、早めの対策を始めていきましょう。
こちらでは、自分で行える手のしびれの改善・予防法を詳しくご紹介しています。
取り入れやすいものから、ぜひ実践してみてください。
自分で行える手のしびれへの対処法
首から肩、腕、手にかけてしびれが生じた場合、次のような対処法が挙げられます。
◆長時間の同一姿勢をさける
同じ姿勢がつづくと、椎間板や頚椎周辺の筋肉に負担がかかってきます。
デスクワークやスマホの操作などは30分を目安に、休憩を入れてください。
休憩中は「首や肩をぐるぐる回す」「大きく伸びをする」などして、こまめに身体を動かすようにしましょう。
◆温める
蒸しタオルやホッカイロなどを使用して、首や肩、背中、胸のあたりを温めましょう。
温めることで血行が促され、手の痛みやしびれが緩和することがあります。
また、日中も上着を羽織る、マフラーをつけるなどして、首肩を冷やさないようにしましょう。
◆就寝時に患部を上にして寝る
就寝時にしびれがある場合は、しびれが出ている方を上にして寝ると、症状が緩和することがあります。
横向きで寝ると、上になった側の首や胸の緊張が緩んでくるといわれています。
・枕の高さ調整
就寝時に首の傾きで神経圧迫が強まり、しびれが誘発されることがあります。
横向きになっても首が傾かず、頚椎がまっすぐキープできる高さの枕がおすすめです。
高さを調整するため、折りたたんだタオルを入れる、ほかの枕に変えてみるといった対策が挙げられます。
◆首をそらさない
「頭を後方に倒す」「腕を上げて作業をする」など、しびれや痛みが誘発される動作はなるべくとらないようにしましょう。
無理をして動かすと、症状を悪化させるリスクがあるといわれています。
◆安静を心がける
痛みやしびれが強い場合は、なるべく安静を心がけましょう。
首の安静を保つため、頚椎カラー(首のコルセット)を着用する方法もあります。
状態が悪く、日常生活に支障が出るようであれば、早めに医療機関にご相談ください。
普段から行える手のしびれの予防方法
腕や手のしびれを起こさないためには、次のような対策が挙げられます。
◆姿勢の改善
肩よりも頭が前に出た姿勢では、頚椎に負担がかかってしまいます。
頭のてっぺんを天井から吊るされるよう、背中を伸ばした姿勢を普段から意識しましょう。
また、とくに姿勢が前のめりになりやすい、デスクワークの環境も一度みなおしてみてください。
次のようなポイントが挙げられます。
・膝は90度で、足裏全体が床につく椅子の高さ
・肘の角度が90度でキーボード操作ができる机の高さ、机と椅子との距離感
・目線の高さで見えるパソコン画面の高さ、角度
などです。
◆長時間の同一姿勢をさける
首や肩が硬くならないよう、30分ごとに休憩を入れて身体を動かす習慣をつけましょう。
◆入浴する
首や肩まわりの筋肉が張っている場合、入浴はなるべく湯船に浸かりましょう。
40度前後のぬるめのお湯に、10〜15分ほどかけてゆっくり浸かります。
◆首や肩甲骨まわりの筋肉のストレッチ
お風呂上がりやシャワー後など、身体の温まっているタイミングで、首や肩甲骨まわりをストレッチしましょう。
※しびれが強まる場合はお控えください。
・首の後ろ側
顔は下を向き、後頭部に両手を置きます。
そのまま手の重みを利用して、首の後ろ側を伸ばしていきます。
・肩甲骨、首の前側
背中側で指を組み、頭は後方に倒します。
ゆっくりと息を吐きながら、両腕をいけるところまで後ろに引いていきます。
すると、胸や首の前側の筋肉がストレッチされます。
◆ショルダーバッグや肩かけのカバンを偏って持たない
ショルダーバッグや肩かけカバンは、左右アンバランスな姿勢になるため、首に負担がかかってしまいます。
カバン類は、両肩でかつげるリュックに変えることをおすすめします。
ヒロ国立整骨院の
【手のしびれ】アプローチ方法
当院では、手のしびれに対して、まずはしっかりとしたヒアリングと検査を行います。
しびれの症状のなかには、早急に専門医にかかっていただいた方が良い例もあるためです。
当院で施術可能と判断できる手のしびれは、おもにストレートネックのような頚椎のゆがみによるものと、首や肩、胸部にできた筋肉のトリガーポイント(コリや炎症)が原因となっているものが対象です。
なお、症状が出現した時期によって、アプローチの方法が異なる場合があります。
①急性期
急激に出現した手のしびれの場合は、首まわりの筋肉や頸椎に対してトリガーポイント療法とハイボルトを行っていきます。
②回復期
急性期症状が緩和傾向にあることを確認できたら、次に行う施術が姿勢矯正です。
頚椎や肩甲骨、骨盤のアンバランスがしびれの根本原因になっていることが多いためです。
③慢性期
長期間つづいている手のしびれの場合は、全身の骨格や筋肉のアンバランスに対して当院オリジナルの特殊整体療法を行うことで根本改善が期待できます。
著者 Writer
- 松井 宏樹
(マツイ ヒロキ) - 所有資格:柔道整復師・フォームソティックス取扱認定
生年月日:1981年9月7日
血液型:A型
出身:東京都
趣味:キャンプ飯、ゴルフ
得意な施術:外傷系施術全般、腰痛施術
ご来院されるお客さまへ一言
施術に対して人一倍情熱をかけて対応させていただいております。
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ヒロ国立整骨院
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